一言で言うと、雨とか自然に頼るだけでは田んぼや畑に使う水が足りないので、大量の水をダムにためておく必要がある、ということです
日本で使う水の量のうち、約2/3は田んぼや畑に使っている
2018年の国のデータでがありました
日本で使う水の約2/3その農業用水で、その約94%は「水田かんがい用水」
かんがいとは、田んぼや畑に水を引いてくること
つまり日本で使う水の量のうち、約2/3が米のために田んぼに使う水となります
日本は2,000年前からお米の国です
自然に頼るだけでは田んぼの水が足りなくなる場合がある
例えば日本で降る雨の量は、世界平均の約2倍
でも1人あたりが使う量は、世界平均の1/4ほど
・・・実は雨が多くても使える水の量は少ないのです
理由としては雨は梅雨とか台風の時期に集中しているし、急な地形が多く降った雨が一気に流れ出しちゃうから
参考 我が国の水とその役割 | 河川 | 国土交通省 関東地方整備局
で、水が足りなくなるとお米などが作れなくなっちゃいます
ダムに水を溜めておいて、必要なときに使う
春の雪解けの水とか、梅雨の時期とか、たくさんの水が川に流れてくるときにダムに溜めておいて、必要になったらダムから水を流して使っています
田んぼは川から水を引っ張ってくることが多いですが、足りなくなってきたらダムから水を流してもらえるのです
ちなみに雪が少なかった年の春は、とうぜん雪解けの水も少ないです
なので、水が少なくなって節電モードになる場合があります