日光市三依地区にある植物園「上三依水生植物園(かみみよりすいせいしょくぶつえん)」は5月下旬あたりから頃から見頃になる「ヒマラヤの青いケシ」が人気です。
代表的な花は公式サイトが詳しいですよ。
ざっくりいうと・・・
- ヒマラヤの青いケシ(5月下旬〜6月中旬くらい)が目玉の、日光市三依地区にある植物園
- 2019年6月の時点で約300株あります
見頃のタイミングは、公式サイトでチェック! - 三依名物のそばと一緒に楽しめる
基本情報
上三依水生植物園の基本情報(グーグルマップ・営業時間・口コミなど)
共交通でもOK、駅からちょっとだけ歩いて行けます。
「野岩鉄道 会津鬼怒川線上三依塩原温泉口駅」から徒歩7分
公式サイト 上三依水生植物園 公式サイト
所要時間<90分〜>
お楽しみポイント
まずはヒマラヤの青いケシをチェック
駐車場について、さぁ見るぞ!いい写真を撮るぞ!と気合いを入れた方、ちょっとだけ落ち着いてください。
施設の入り口まで5分くらい歩くのです。
どんな角度から撮ってやろうか、帰りはどこのそばを食べようとか、お昼ちょうどだとそば屋も混むから時間をずらそうとか、考えながら歩きます。
そばと見せかけてやっぱりラーメンか、なんて考えていたら、到着。
入館料を払って、パンフレットを見ながら10歩くらい歩くと・・・
あ
いきなりご対面です。
ヒマラヤの青いケシ。
上三依水生植物園には2種類あって、
学名がそれぞれ
- 濃い青の「メコノプシス・シェルドニー」
- 淡い青の「メコノプシス・ベドニキフォリア」
ということで、
メコノプシス!
・・・ぜったい覚えられそうもありませんね。
見頃のときはギャラリーも多いので、まず迷いません。
ヒマラヤの青いケシゾーンは全部で3カ所あるし。
2019年に行ったのは6月4日。
ピークは少し過ぎてしまっていたけれど、なかなかもの。
光にあびると、青がすこし淡い色になって美しさが引き立ちます。
いろいろな角度から見ましょう。
後ろから見ると
つぼみもかわいらしいのでチェック。
がんばれつぼみ。
花びらやめしべにズームイン。
直径10〜15センチほどの花びら。
いまとなっては、期間限定とはいえ、三依でもっとも集客力のある資源の1つだと思います。
どうして三依でヒマラヤの青いケシで見られる?
それは今よりも20年以上前、地元 藤原町(ふじはらまち)の職員が観光集客をのためにがんばったからです。
以下ポイントは、朝日新聞の過去記事を参照(会員じゃないと見られませんがとってもいい記事です)
栃木)神秘のブルーポピー開花 旧藤原町職員の奮闘:朝日新聞デジタル
- ヒマラヤの青いケシが日本で流行ったのは、1990年の大阪万博。北海道で育てられた花が展示された
- 上三依水生植物園はこの年にオープン。その町職員の方が「三依でも育てられそう」といろいろがんばりはじめる
- ときは流れ、町職員の方は園の管理担当者に。栽培は難しく失敗続きだったが、3年目の2005年から花が安定して咲くように
- 結果、ヒマラヤの青いケシは人気NO1に。
当時の入場者について、ピークが4〜5月の4〜6千人だったが、6月だけで1万1千人を超えた
もともと地域にはなかったものが、地元の職員の方たちの努力で名物になり、人気No1になる。
泣けます。
華やかなスターの裏側には、蔭の努力があります。
あ、花が白いのもありました。
ヒマラヤの青いケシと同じ時期に、クリンソウ
今回はあまり時間がなかったので、クリンソウをチェックして戻りました。
ギャラリー
2020年の6月に行ったときは、ヒマラヤの青いケシはほとんどありませんでした。
が、いろいろな花を見ているだけでも癒やされました。