ローカルメディアは地元民が書いても、信頼できるとは限らない

理由は、忖度があるからです。

地元に住んでいる以上、少なからず忖度は発生します。

組織で運営したり、行政が絡むとなるとなおさら忖度レベルは高くなります。

信頼できるブログは、マイナス面も書いている

先日ファンになったブログで、また発見がありました。

とある旅ブログを好きになった理由

ちょっと違う視点の発見なので、新たに書きます。

ブログの中で、わたしが住んでいる地元の温泉施設の記事がありました。

読んでみて発見が多かったです。

地元といっても行政区分的に同じ市というだけで、車で1時間くらいかかる距離。

名前は聞いたことがあるけれど詳しい場所は知らないレベル。

でも記事を読んで行ってみたくなりました。

 

温泉地なので、温泉施設はほかにもたくさんあり、そこまで魅力的に感じたわけではないのですが・・・

ファンになったからでしょうか、ブログの追体験をしたくなりました。

 

 

でもっとも関心したのが、残念ポイントを書いている点です。

「山」「温泉」「公共交通」「一人旅」

という特定の視点で(しかも需要けっこうありそう)残念ポイントをしっかり書いています。

  1. バスでも行きにくい
  2. タクシーで行けるが迎車料もかかって割高
  3. 近くの有名な温泉はとある事情で混んでいる。お湯もふつう(感想)
  4. 食事は惹かれるメニューが少ない

その上で「でも〇〇な理由でオススメできる」という内容になっています。

どうでしょうか。

信頼できる内容にではないでしょうか。

 

  1. 正直
  2. 具体的で丁寧

を徹底した内容なので、おなじ視点を求める人に参考になります。

またほぼすべてが公式サイトではわからない情報です。

でこの記事のマイナス面は、別の切り口、たとえば「ファミリー」「地元民」「バイク」「マイカー」「夫婦」「カップル」などでは評価が変わります。

場合によっては正反対になる評価もあるでしょう。

でも切り口がはっきりしているので、その前提で読めば問題なし。
たとえ「ここはちょっと違うな」とわかっただけでも誰かの役にたっています。

 

信頼できる専門ブログには勝てない

地元民の1人として、このブログの視点でこのブログより役に立つ記事はぜったい書けません。

そもそも専門ブログなので、いろいろ経験豊富な専門家のコメントです。

地元に詳しいだけの地元民にはムリ。

 

山奥の地域なので、地元民はマイカーで移動が基本です。

お金を払って遠くからくる人の気持ちは想像しにくい。

バスや電車の時刻表はわかりますが、実際には行かないので、細かいところが気づきにくいのです。

行った人にしかわからない不便さとか感動が必ずあります。

 

たった1記事読んだだけですが、反省しました。

ローカルメディアとはなにかを考えるきっかけとなりました。

ローカルメディアは地元の方が書いていて、詳しさは最強かもません。

でも少なからず忖度が発生するので、今回のような残念ポイントが書きにくいのがデメリットですね。

別に批判はしなくても、この辺が不便という事実は書けると思いますが簡単ではない。

組織で運営したり行政が絡むと、さらに書けない内容が増えます。

 

ローカルメディアはまだまだ増えていますが、生き残りのポイントと感じます。

一般的な観光本のような地域全体としての観光情報はもう十分にあります。

だって数年前のを見ても、内容あまり変わっていないし。

また情報の量や見た目でいったら、大手メディアが有利です。

 

 

でもそれぞれ専門的な切り口となると、まだまだ世に出ていない情報は多いです。

観光をよくする余白はまだいっぱりあります。

 

 

 

 

 

ローカルメディアはたとえ地元民が書いていても、信頼できるとは限りません。

やはり信頼できる人の記事を読むのが一番です。