えらい順に並べる
- 如来
- 菩薩
- 明王
- 天部(+その他)
の順です。
それぞれ簡単に説明
如来(にょらい)
![鋸山日本寺 薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)](https://inafan.jp/wp-content/uploads/2019/07/inafan_127.jpg)
鋸山日本寺 薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)
ずばりブッダのことです
モデルは、悟りを開いたインド シャカ族の王子、ブッダ(ゴータマシッダールタとも)です。
ですからトップです。
マスターオブ仏教です。
「でも〇〇如来とか〇〇如来とか、如来っていっぱいいるよね?どれが強いん?」
どれも最強ですが、時代とともに解釈が広がってきました。
この世が終わったときに救う阿弥陀如来(あみだにょらい)とか。
今を救う薬師如来(やくしにょらい)とか。
密教の中では最強の大日如来(だいんちにょらい)とか。
参考 薬師如来(やくしにょらい)は2秒でわかるし、今を救ってくれる
菩薩(ぼさつ)
モデルは、若い頃のブッダです。
「悟りを開く(如来にレベルアップする)ために修行中」の人と習ってずっとその理解でしたが・・・
「やさしい仏像の見方」西村さんによると
如来が人々を救うために変身したのが菩薩
だとか。
一般ピープルに近い立場が菩薩ですから、それも納得です。
明王(みょうおう)
![中禅寺 愛染明王](https://inafan.jp/wp-content/uploads/2019/11/okunikko404.jpg)
中禅寺 愛染明王
怒っているのは救うためです。
モデルは、これまたブッダです(如来も、菩薩も、明王も、みんなブッダなのですね)。
密教で最強の大日如来の生まれ変わりです。
この方も菩薩と同じで人々を助けてくれるのですが・・・
「お金もちになりたい」とか「モテたい」とかの願いは、菩薩にしてください。
そうではなくて、おふざけしていて危険な目に遭いそうな子供を叱る、お母さんのイメージです。
お母さんは我が子を守るためにものすごい形相をしますよね。
お母さんは、ある意味明王なのです(ちがう)。
とにかく、おなじ救うでも、必死さが違います。
愛染明王なんて、愛で染めるために、怒っています。
参考 【中禅寺(立木観音)レポ】立っている木から観音さまを作っちゃう勝道さん
あと変身できて5つの明王にわかれます。
- 不動明王
- 降三世明王
- 軍荼利明王
- 大威徳明王
- 金剛夜叉明王
天部
ずばりガードマンです。
神さまをお守りする神さまです。
神さまもいろいろいます。
モデルはブッダの家来です。
インドで生まれて日本にきた神さまも、天にあたります。
日本:帝釈天(たいしゃくてん)=インド:インドラみたいな感じですね。
日本で人気の七福神も天です。