地方観光の受動喫煙対策を考える

地方の観光においても受動喫煙対策は超重要なので、整理します。

 

受動喫煙の被害は研究が進み、具体的にどれくらい危険かもはっきりしてきました。

もっともインパクトがあるのが・・・

受動喫煙で年間15,000人が亡くなっているとの数字。

2018年の交通事故の死者数が3532人なので、4倍以上です。

 

今、日本国民の8割以上がタバコすっていません

まずは国の報告(厚生労働省)から。

男性が約3割っていうのは、思ったより多いという印象です。

全体だと2割以下で、年々減っている。

 

非喫煙者の9割弱が「受動喫煙イヤだ」と思っているのに、6割がガマン

続いて、東京都福祉保健局の「受動喫煙に関する都民の意識調査 報告書」によると、

東京の人は、全体の約8割弱が受動喫煙を迷惑と思っている。

有害な煙をすわされるので、当然なのかも。

非喫煙者だと全体の約9割弱が受動喫煙を迷惑と思っています。

 

 

で、受動喫煙を受けたときどう対応したかというと、

約6割が場所を移動しているし、約6割がガマンしている状況。

移動できない場合も多いもんな。

喫煙をやめてもらうよう頼めた人はたった3.9%

目上の人にはいいづらいよね。

ツライです。

 

 

受動喫煙でもっとも危険な場所が飲食店

観光ともっとも関係があるのも飲食点ですね。

なんと7割以上が受動喫煙にあったと解答。

 

なにより、受動喫煙への配慮が感じられない喫煙者がもっとも腹正しい。

個人的には、禁煙スペースがない飲食店はなるべく避けるし、受動喫煙でイヤな思いをしたところには二度と行きません。

いなかだと受動喫煙への理解が都内より遅れていて、禁煙スペース少なくてツライところではあります。

 

そんなこともあって、国も対応を急いでいます。

2020年4月から、規模の小さい飲食店は原則禁煙

すばらしいサイトもできていました。

なくそう!望まない受動喫煙。

わかりやすい。

 

喫煙室を設置する場合などは、一部認めるところもありますが、違反すると50万以下の罰金も。

 

 

喫煙者にとってはさらに喫煙場所が減ってしまい、ツライ状況だと思います。

でもこれだけ健康への被害が明らかになっているのに「受動喫煙を望まない人が受動喫煙しちゃう」状況こそ絶対NG

 

観光業者にしてみればは、完全禁煙は既存のお客さんを切り捨てることになり、勇気が必要です。

でも「誰を大切にするか」を考えるいい機会になると思います。

 

都内に比べ、地方の受動喫煙への理解は遅れています。

リーダー中心に啓蒙をし続けないとイケませんね。

 

まだデータをちょっと集めただけでタイムアップになってしまったので、またあとで整理します。