「足尾銅山の鉱毒事件ってなんだっけ?田中正造って何をした人?できればテレビで楽しく学びたい」
そんな方にオススメなのが2014年に放送されたNHKドラマ「足尾から来た女」です。
NHKオンデマンドなら200円+税でパソコンやスマートフォンで見られますよ。
足尾銅山の鉱毒がきっかけで、畑がだめになり、母が亡くなり、父も兄もいなくなり、家も壊され、帰るところも行くところもなくなってしまった主人公。
過酷の時代を生きる女性が、さまざまな経験を通し、未来へ向かって成長していく物語です。
おもしろくて2回見てしまった。
基本情報
公式サイトあらすじ
明治末。栃木県谷中村は足尾銅山の鉱毒で田畑を汚染された。
田中正造の闘いもむなしく村は16戸にまで激減。
国は住人に村を捨てるように命じ、残った家の強制執行に踏み切った。この村の娘が田中正造の仲介で社会運動家・福田英子宅に家政婦として派遣された史実をもとに、一人の女性が多彩な人物と交わる中で成長する姿を描く。
故郷を失う苦しみを味わいつつ人間としての尊厳を守り、たくましく生きる女性を尾野真千子が演じる。
お楽しみポイント
名シーン 例
1軒よりも100軒の家。
村より町。
町より都。
これが国の考え。
でも・・・
都をつくったのは町。
町をつくったのは村。
100軒の家も1軒からはじまった。
100軒のために1軒を殺す国は滅びる。
だから国と戦う。
これが田中正造の教え。
もう少し詳しい情報
小説ならもっと詳しく想像できます。
電子図書 キンドルで読めるのが城山三郎の 辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件 (角川文庫)
鉱毒事件による田中正造と国との戦いはもちろん書かれていますが、それだけではありません。
小説の後半は、田中正造が亡くなったあと。
田中正造の影響を受けた弟子たちの奮闘ぶりが物語になっているのが特徴です。
この本を読んで谷中村跡地に行くことを決めました。