「奥日光の人気ハイキングエリアに行きたい」
「奥日光の人気撮影エリアに行きたい」
「有名な貴婦人を見たい」
そんな方にオススメなのが小田代ヶ原です。
ハイキングもよし、撮影もよし。
はじめての方は、戦場ヶ原とセットで楽しむのが王道です。
ここがオススメ
- 貴婦人を目指しながら、多彩な植物を楽しむハイキング
- 戦場ヶ原とセットで楽しむのが王道
基本情報
人気のハイキングルート アクセス攻略法
小田代ヶ原ハイキングの拠点は「赤沼」というポイントです。
「赤沼駐車場」やトイレがあります。
「赤沼自然情報センター」では、パンフレットや現場の最新情報を確認できます。
また2つのバスの停留場があります。
- 市営バス:日光駅から湯元温泉へ
- 低公害バス:小田代ヶ原 方面へ行く(一般車両通行禁止ゾーンへ)
それぞれ別会社のバスだから間違わないように。
マイカーの場合は「赤沼駐車場」に駐車。
バスの場合は日光駅方面から出ている市営バスで「赤沼」下車。
赤沼についたら、そのあとは共通の3パターン。
- そのまま赤沼からハイキングスタート
- 市営バスで「赤沼」→「公徳入口」(片道3分)へ移動してからハイキングスタート
参考 時刻表/バスルートマップ - 低公害バスで「赤沼車庫」→「小田代ヶ原」(片道12分)へ
参考 時刻表/バスルートマップ
※期間限定で「赤沼車庫」4時から出発の早朝便アリ(カメラマンがよく利用)
ハイキング所要時間
<120分〜>
※赤沼→戦場ヶ原→小田代ヶ原→赤沼という一般的ルートの場合。
じっくり観察&写真をいっぱい撮る人は、最低でも+1時間はかかると思います。
ライブカメラ 三本松茶屋「今日の戦場ヶ原」
お楽しみポイント
奥日光のシンボル 1本のシラカバ「貴婦人」
写真家にとって人気No1スポットで、奥日光の顔。
みなさんこれが見たいのです。
いたるところで紹介されているので、行ってなくても知っている人は多いはず。
で、貴婦人を目指すと、貴婦人だけでなく、色々な植物たちに出会えて楽しいわけです。
それにしても貴婦人って名前をつけた人は天才ですね。
小田代ヶ原ギャラリー
花は6月〜9月頃までがもっとも楽しめます。
写真は今後も追加していきます。
アヤメ、イブキトラノオ | 7月中旬 |
ノアザミ | 7月下旬〜8月上旬 |
草紅葉 | 9月下旬〜10月上旬 |
カラマツの黄葉(金屏風) | 10月下旬 |
7月
9月
小田代グラデーション。
貴婦人のラインから下に向かって広がる「緑・茶・紅・紫・黒」などの彩りが混じり合っています。
土地の高さによって、植物の種類が異なるために生まれます。
9月下旬〜11月頃までさまざまな色で訪れる人を楽しませてくれます。
もう少し詳しい情報
名前の由来
おとなりの戦場ヶ原に比べて”小”さい”田代”(山にある湿地の意味も)なので、小田代ヶ原という説があります。
国立公園の特別保護地区
ようするに、国がもっともしっかり保護すべきと指定された公園です。
標高が1,400m超えの日本有数の高層湿原
小田代ヶ原は世界的に重要な湿原として認められています。
専門的には「奥日光の湿原」として「ラムサール条約」に登録されています(2015年11月)。
奥日光の湿原とは「小田代ヶ原」のほか「湯ノ湖」「湯川」「戦場ヶ原」の4つが対象です。
参照 環境省Webサイト
小田代ヶ原は、
湿原から草原へと遷移過程にあり、湿原と草原の双方の特色を持っている。
とのこと。
ちなみにラムサール条約の正式名称は・・・
「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」
専門でない限りちょっと?な感じかもですが、ようするに世界的に重要な湿原と認められています。
標高が1,400m超えの日本有数の高層湿原です。
気温
月平均気温(東京・札幌・奥日光)
超ざっくりいうと東京より10度前後くらい寒く、札幌より1,2度くらい寒い感じ。
さらに奥日光の詳細(平均気温・最低気温・最高気温)です。
気象庁 2018年のデータ。
日平均気温 | 日最低気温 | 日最高気温 | |
---|---|---|---|
1月 | -4.5 | -8.4 | -0.8 |
2月 | -4.8 | -9 | -1 |
3月 | 2.2 | -3 | 7.8 |
4月 | 7.5 | 2.1 | 13.3 |
5月 | 11.5 | 6 | 16.7 |
6月 | 14.8 | 10.6 | 19.1 |
7月 | 20.1 | 16.2 | 24.1 |
8月 | 19.9 | 16.1 | 24.3 |
9月 | 15.2 | 11.9 | 18.8 |
10月 | 10.2 | 6.7 | 14.1 |
11月 | 5.3 | 1.3 | 9.6 |
12月 | -0.2 | -4.3 | 3.6 |
ハイキングガイド
貸切ガイドが人気の自然計画さん
参考 【自然計画 ネイチャーツアー】奥日光の偉大さを深く学べる体験
参考にした本
撮影ガイド本
「奥日光は風景のすべてが揃う」と書いてあって、ほんとかよ?と思ってみたら納得してしまいました。
ハイキングガイド本
2017年発刊と比較的新しくて、写真や観光情報含む情報が豊富です。
民間の奥日光ガイドとして草分け的な存在である自然計画著。
2005年発刊と歴史がありますが、今見ても学べるネタが豊富です。