仏生寺は、日光のパイオニアこと勝道上人(しょうどうしょうにん)の生まれた場所とされています。
いまの観光地日光があるのは、勝道さんによる功績がめっちゃ大きいです。
「日光ってやっぱり東照宮だし、しょーどーさんよりも徳川家康だろ?」
って人も多いと思いますが、家康さんが自分のお墓として日光を選んだのも、もとはといえば勝道さんが開いた日光山が魅力的に思えたからなんですよね。
日光東照宮の歴史は200年くらいですが、日光山の歴史は1200年以上、6倍。
いろいろ記事も書いているのでよかったら読んでください。
で、ようやく行くことができました。
いちばんの思い出は、山で迷子になったこと。
すみません、勝道さんまったく関係ないです。
駐車場でもどこだか分からず迷っし、散策道でも迷子になって道なき山を歩くハメになり、3倍疲れました。
散策するならちゃんと地図の道を調べてからいくとよいでしょう(当たり前)。
寺のまわりは低い山に囲まれていますが、道路のほうへ行くと栃木県のシンボル・男体山(なんたいさん)が見えました。
男体山は他県からも含めいたるところで見られますが、勝道さんも子供のころから眺め「いつか登ってやる」と感じていたのだと思います。
勝道さんは、奈良時代にここで生まれて、出流山満願寺(いづるさん まんがんじ)で修行し、さらに下野薬師寺(やくしじ)で修行してお坊さんになり、男体山(なんたいさん)を目指して日光に行きます。
日光ではいくつかの神社や寺(有名な二荒山神社や中禅寺など)を作り、今の日光における信仰のもとをつくったのが勝道さんです。
日光で大活躍をしたあと、また生まれたここに戻ってきて仏生寺をつくりました。
この流れは日光にとっても重要なポイントであるはずですが、自然と耳に入ってくるものではありません。
日光側でももっと紹介してほしい場所です。
勝道さんがらみで、市どおしでも連携して紹介できればよいのになと感じます(重要)。
ほかの参拝者はいませんでした。
桜の時期が見事そうなので、また行きたいと思います。
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