男体山(なんたいさん)の由来
さまざまな説があり、主なものを取り上げます。
もともと二荒山(ふたあらさん)、補陀落(ふだらくさん)、黒髮山(くろかみさん)とも呼ばれていました。
まず二荒山と呼ばれのはどうしてでしょうか?
①2回荒れるから説
1年に2回、暴風がやってくるから説。
暴風は風神&雷神と考えられ、農作物の実りをもたらすありがたい存在です。
で「ふたあらさん」→「ふたらさん」
②仏教の聖地名をとった説
インド(仏教が生まれた国)に「ポタラカ」という山があって、すごい聖地でした。
その「ポタラカ」に補陀落(ふだらく)という字を当てて「補陀落山」と呼びました。
で、のちに「ふたらさん」になった。
ほかにもいろいろ説がありますが、①がもっとも自然な気がします。
ただ最終的にどうして二荒山から男体山になったのか、きちんとした理由はまだわかりません。