地元民オススメ 日光紅葉ドライブ
毎年10月になると、テレビや新聞で必ずといってもいいほど全国に紹介される日光の紅葉。
有名どころすぎて「いろは坂の渋滞イメージ」をもつ方も多いかもしれませんね。
間違いなく、日光は「関東の紅葉どころ」としては聖地レベル。
ただすでに観光ガイドなどのメディアで紹介されつくしているように思えますが、日光暮らし10年のわたしからすると「もう少し切り口を変えたほうが、ほんとうのよさを伝えられるのでは?」とつねづね思っていました。
そこで改めて、数年かけて日光中の紅葉ポイントを自ら体験し、日光の紅葉ドライブ情報を整理しました。
ドライブに加え、ちょっとした散策(往復1時間以内)で見られる紅葉が対象です。
日光は広いのでちょっと長めですが、必要な情報だけを確認するのでも効率アップができるようにしています。
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日光 紅葉の時期
全体として、ドライブで日光の紅葉を楽しめるのが 10月上旬〜11月上旬の約1ヶ月(登山時に山から見える紅葉は標高が異なるので除いています)。
日光といっても、日光市(行政単位)で考えると1つの県なみに広い(超ざっくりいうと、香川県をひとまわり大きくしたくらい)です。
広いので標高差がめっちゃあり(低いところで200m、高いところで1,500m程度)、場所によって見頃はまったく変わります。
年によって見頃は1週間程度は前後するので、訪れる時期にどこかよい状態なのか、しっかり予習をしておくことが楽しめるポイントになります(最近の異常気象も影響しているかも)。
直近の紅葉情報を知る
公式サイトはもちろんですが、よりリアルな情報としてSNS検索がオススメです。
とくにツイッターは撮ってそのまますぐアップした(編集されていない)写真が多いので、わたしはもっとも参考にします(編集しちゃうと見頃でなくても見頃の色にできちゃう時代)。
ツイッター「日光 竜頭の滝」 ※日光でもっとも早く紅葉するのが竜頭の滝
インスタグラムなら、その場所でもっと映える写真を探しやすい特徴があります。
日光 紅葉エリア
おそらくみなさんが「日光の紅葉」で思い浮かべるのは、上の地図でいう奥日光と世界遺産エリアがほとんどだと思います。
ただ日光人のわたしからするとちょっと違います。
正確には「奥日光と世界遺産エリアが最強なのは間違いないが、ほかの場所も知っておくとより楽しい日光旅になる」です。
日光は広いので、ざっくり5つのエリアにわけて整理します。
タイミングや好みもあるでしょう。
旅の状況に応じて最適なエリアを把握しておくのがポイントです。
ドライブ+1時間程度の散策で行けるところです。
エリア別 日光の紅葉早見表
エリア | 代表的な場所 | 人気度(=混雑)/見頃 |
①奥日光エリア |
いろは坂 金精峠(群馬へ) |
★★★★★ 「日光の大自然が見たい」ならココ。毎年メディアで取り上げられまくる関東屈指の紅葉スポット。 激混みなので、事前の予習が旅の満足度を左右します。 |
②世界遺産エリア(日光東照宮) |
日光東照宮 |
★★★★★ キングオブ日光 日光東照宮があり全日本人が一度は訪れたい日本屈指の社寺エリア。 事前の予習なしでは行くのをオススメできないくらい人気。 |
③霧降高原エリア |
キスゲ平園地 |
★★☆☆☆ 日光中心市街地からちょっと山川に行けば、絶景ドライブロード。 上の2つ比べると空いていて快適にドライブできます(とはいえお店は混んでますよ)。 |
④鬼怒川・川治エリア |
鬼怒川温泉 川治温泉 三依地区 |
★★★★☆ 関東の奥座敷 鬼怒川温泉と、さらにちょっと奥に川治温泉。 とくに鬼怒川温泉周辺は人気テーマパークが複数あり、渋滞が起こりやすいので予習していきましょう。 いちばん奥の三依まで行けばだいぶ空き、そばもおいしい。 |
⑤栗山エリア(奥鬼怒川・湯西川) | 奥鬼怒川 紅葉(栗山観光サイト) 瀬戸合峡・川俣ダム(栗山観光サイト) ダムドライブ 湯西川 紅葉(栗山観光サイト) |
★☆☆☆☆ 日光の最奥、栗山エリア。もっとも穴場で、じっくりストレスなく紅葉を楽したいならオススメ。近年はダム観光も熱い。 |
エリア別 ざっくり解説
奥日光エリア 紅葉ドライブ
混雑 ★★★★★
10月上旬〜下旬
「日光の大自然が見たい」ならココ。
毎年メディアで取り上げられまくる関東屈指の紅葉スポット。
激混みなので、事前の予習が旅の満足度を左右します。
奥日光エリアの紅葉ドライブの詳細は・・・
【奥日光エリア 紅葉ドライブ(中禅寺湖・湯元)】地元視点で定番・ランチ・宿泊情報を紹介
奥日光観光なら・・・
【奥日光 観光まとめ(中禅寺湖・湯元)】日光世界遺産エリアから車で20分
関連リンク
明智平(ロープウェイ)
華厳の滝
中禅寺湖(遊覧船)
半月山展望台(八丁出島)
竜頭の滝
湯滝
日光東照宮(世界遺産エリア)周辺 紅葉ドライブ
混雑 ★★★★★
10月中旬〜11月上旬
キングオブ日光 日光東照宮があり、全日本人が一度は訪れたい日本屈指の社寺エリア。
事前の予習なしでは行くのをオススメできないくらい人気。
というか、日光東照宮は、紅葉に限らず一年中混んでいます。
霧降高原エリア 紅葉ドライブ
混雑 ★★☆☆☆
10月中旬〜10月下旬
日光東照宮から 山道へむかってドライブ。
紅葉シーズンは混みますが、渋滞することはほぼないので、快適にドライブできます。
日光中心市街地からちょっと山川に行けば、絶景ドライブロード。
上の2つ比べると空いていて快適にドライブできます(とはいえ人気のお店は混んでますよ)。
鬼怒川・川治エリア 紅葉ドライブ
混雑 ★★☆☆☆
10月中旬〜10月下旬
関東の奥座敷 鬼怒川温泉と、さらにちょっと奥に川治温泉があります。
とくに鬼怒川温泉周辺は人気テーマパークが複数あり、その周りは渋滞が起こりやすいので予習していきましょう。
いちばん奥の三依まで行けばだいぶ空き、おいしいそば店が複数あります。
詳細 【鬼怒川温泉エリア 紅葉ドライブ】鬼怒川温泉・川治温泉の人気スポット
その他関連リンク
鬼怒楯岩大吊橋&展望台
鬼怒川ロープウェイ
鬼怒川ライン下り
栗山エリア(奥鬼怒川・湯西川) 紅葉ドライブ
混雑 ★☆☆☆☆
10月中旬〜11月上旬
日光の最奥、栗山エリア。もっとも穴場で、じっくりストレスなく紅葉を楽したいならオススメ。近年はダム観光も熱い。
詳しくは、わたしが運営する栗山郷観光サイトにまとめています。
旧栗山村で約10年前の合併に日光市となっています。
あまり日光というイメージがないかもですが、オススメです。
湯西川と鬼怒川(源流)の2つ川で、エリアをわけて説明します。
湯西川温泉には温泉旅館が豊富。
奥鬼怒川は秘湯感のある宿。
【奥鬼怒川 観光(奥鬼怒・川俣温泉)】鬼怒川源流エリアの秘境的魅力とは?
服装、持ち物
日光は秋になると、とくに朝と夜は天気がいい日も冷え込みます。
防寒着は必須です。
攻略ルート
日光滞在 半日の場合
県内の宇都宮や那須エリアと組み合わせも相性よいです。
また県外だとグンマーや福島からともお隣さんで、ともに楽しめます。
食事どころもいくつか候補を抑えておくとよいでしょう。
日光滞在 1日以上の場合
ドライブなら、別のエリアも効率よく楽しめます。
ただし紅葉シーズンは混むので、余裕をもったスケジュールが大切です。
渋滞対策
とくに奥日光エリア、世界遺産エリア(日光東照宮など)、鬼怒川温泉エリアの3つは混みます。
予習しないで行くと痛い目にあう可能性も。
渋滞対策の基本は3つです。
- 空いている時間帯(平日・早朝)に行く
- 空いている場所(穴場)に行く
- 天気予報があまり良くなくても(ずっと曇り・小雨)行く
写真を撮りたい場合、曇りとか小雨のほうが紅葉の色がキレイに写る傾向があります。
好みがわかれるところではありますが、わたしはアリで積極的に狙います。
逆にもっとも混雑するのは
- TVや新聞などのメディアで紹介された
- 天気予報や当日の天気がよい
- 休日
例えばこれらの条件が重なってしまったら、わたしは人気エリアへは行かないです。
とくに混む時期に奥日光へ行く場合
- 遅くとも朝6時には入り口にあたるいろは坂をとおり、奥日光着
- 午前中に行きたいところに行く。ランチに行くならオープン直後に行く。そのあと早めに帰る
- 午後に帰らない場合は、そのまましばらく過ごし夕方以降に帰る。またはグンマーか、山王林道をとおって混雑を避けながら別エリアを通ってゆっくり帰る
- 泊まれるならなおよし。秋の夕方や早朝の景色もまた格別
とくに混む時期に日光東照宮に行く場合
ネットで調べると、いろいろな駐車場が出てきますが、小さめのところに狙いどおり駐車車するのは難しいです。
また混んでいるので、迷っているとますます時間が過ぎていきます。
わたしが考える必勝法は、ちょっと遠めで広めの駐車場に車を停めて、散策しながら行くのがストレスフリーでオススメできます。
具体的な方法は以下にまとめています。
【日光東照宮 ハイシーズン渋滞対策 マイカー編】ちょっと遠めに駐車して歩くのがオススメ
その他注意点
- リアルタイム検索を活用
- 事前にガソリンを入れ心も満タンに
- トイレは行けるときに行っておく
- 暇つぶしアイテムを用意しておく
- 雨のときはどこ行くかも予習
オススメ本
安定のるるぶ。毎年発行され、最新情報をチェックできるのがポイント。
周辺エリアを含めて全体を知りたいなら、本が効率よいです。
逆に具体的な場所を知りたいならWebのほうが適しています。